オオサカジン

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Posted by オオサカジン運営事務局 at

2009年03月27日

外部マイクで



このマイクをゲットしました。
電源供給出来ないカメラなんで、電池タイプのもので探すと、この様なでかいものしかない。
ライブ録音にも使いたいので、指向性の強過ぎるもの問題かと思いカーディオイドのこれにしました。
2万円でおつりがきました。

で、さっそく試し撮り。



いいじゃないですか。
コンデンサーマイクらしく響きも良く拾っていると思います。
時間が無いのでいつものアコギで御手軽に。
ギターは弦錆び錆びのMartin 000-28 singout magazineモノで '90年製です。
戦前の00028をレプリカしたものでスケールが現行品よりちょいと長い。
スキャロップブレイスだけど、シトカにインディアンローズという矛盾が可愛い。
しかし流石Martin、素晴らしい音色ですね。

演奏はテキトウだから突っ込まないでちょ。
Claptonさんのアンプラグドを思い出しながら、全曲制覇。。いや抜けてるかな?

さあ定休日も終わったし仕事だっ!
皆様も年度末でお忙しいでしょうが、そういう時こそギター弾いてリラックスしまshow!  
Posted by Joe at 02:59Comments(4)工房風景

2009年03月23日

ビデオカメラ購入



ヤキメシの動画を撮って以来、ビデオカメラが欲しくなってもうて、色々吟味していた。
最新のはハイビジョンのカメラばかりで10万円コースの出費になる。
写真のカメラは詳しいがビデオはさっぱり分からないので、色々情報を獲ってみると、
ハイビジョンはファイルがでかくて、パソコンで編集するのが大変らしい。
それにyoutubeやHP用にする場合はどうせ圧縮するから、安いのを買うかとキャノンの一番チビこいのを買うた。
4万円台で買えました。それにしても小さいなー。
で、早速試し撮り。



説明書を読まないワシなんで、とりあえず全部オートで撮って、Mac標準装備のiMovieでテキトウに編集。
iMovieは初めて使ったけど、取説読まんでもなんとかなった。
ファイナルカットが要るかと思ったが、これで充分やね。
しかしなんか画像荒いなー。音もSN比が良くない。こりゃ取説読んでみなあかん。



*本日月曜は14時開店です。  
Posted by Joe at 05:36Comments(4)工房風景

2009年03月22日

コンデンサー



お客様から頻繁に尋ねられます、「コンデンサーで音は変るのですか?」と。

エレクトリックギターのトーンに使用されるコンデンサは高音だけを通す働きがあります。
その通った高音をどれだけグランドに落とすかをPOTで調整するのがトーン回路です。
どれだけの高音を通すかはファラッドと言う単位で表示される容量で決まります。
例えばGibsonのレスポールは0.02μF(マイクロファラッド)ですね。オールドFenderのストラトは0.1μFです。
数字の大きい方がより高音を通すのでトーンの効きが良いです。つまりよりこもった音になります。

写真はウチにあるコンデンサですが、Fenderタイプに使われるセラミックコンデンサや、
Gibsonに使われるフィルムコンデンサです。
マニアに人気のバンブルビーやブラックビューティーも見えますね。
これらは左上のオレンジドロップ以外は30年以上前に製造された古いものです。
一番手前のセラミックコンデンサに見られるように、容量は .1 と表記されてますね。
20%というのは誤差です。20%の誤差、、、(誤差と言えるのか?普通誤差って数%程度のことちゃうの?)
つまりこのコンデンサは0.08だったり0.12だったりしますよ、ということなんです。
この誤差が古いものの場合、かなり大ざっぱで「どこが20%やねん!」と突っ込みたくなることも少なくありません。
まあ、大ざっぱな国が大ざっぱな時代に作った部品ですから仕方ないかもしれんが(笑)

そこで実際にどれだけの誤差があるか計ってみましょう。



右上に写っているのがキャパシターテスターです。
きちんとキャリブレイションされているものです。電圧も600Vかかるのでアンプパーツの測定にも使えます。
これで計ると現行品のオレンジドロップは数パーセントの誤差でしたが、オールドはかなりええ加減なんです。
手前の薄茶色のセラコンは0.1の表示に対して0.07くらいです。3割減ですな。
その横の赤いスプラグの耐圧500Vの0.05セラコンはほぼ表示どうりですが、
右上の同じくスプラグ25V耐圧のものは表示0.047に対して0.07くらいです。なんと1.5倍の容量です。
緑色のCRLの.047はほぼOK。ブラックビューティーは.033に対して実測値は.042でした。27%の誤差っす。
一番上に写っている薄茶の0.1のものは0.08でした。
バンブルビーはちょい少なめですが、まあOKの数値です。
これだけ容量が変われば音も変るわけで、コンデンサーを換えたら音が変ったというのは、
このひどい誤差が原因であることも考えなくてはなりません。

「でもオレはいつもトーンは10だから関係ないぜ!」というロックンローラー君、そうはいかんのだよ。
ギターに使われるロータリーポテンショメーターというPOTの構造上、
トーンを10の位置にしても若干コンデンサがついてる端子の方に電気が流れてしまうのです。
つまりトーンを10にしてもほんの少しコンデンサーを噛ませた音になっているのです。
この若干のハイ落ちがギターをギターの音たらしめているところもあるので、悪いことではありません。
トーン回路を外したギターはキンキンとやかましい音になり、私は大嫌いです。
しかしそれが好きだという人もいるでしょう。好みは人それぞれ色々ですから、どっちが良い悪いの問題ではありません。

んで、「コンデンサーを換えたら音は変るか」という御質問ですが、答えはYes。
容量を変えたら音は少し変ります。
また耐圧や、セラミックやフィルムの種類といった絶縁体の種類でも変わるでしょう。
しかし1番大きく変わるファクターは容量です。
この容量が現行品なら問題ありませんが、オールドコンデンサーはかなりの誤差があることを忘れないで下さい。
世間で言われている各種オールドコンデンサの評価において、
この誤差をきちんと計測して考慮の上評価しているかどうかは極めて疑わしいのです。

というわけで、コンデンサーを換えたら音は変りますが、それだけで音が良くなるということではありませんよ。
それだけで良くなるのだったらアタシャ苦労しませんて。


*当店では特に御指定が無ければオレンジドロップを使いますが、写真にあるコンデンサでももちろんOKです。
御気軽に御問い合わせ下さい。  
Posted by Joe at 03:36Comments(8)工房風景

2009年02月17日

LP


EOS5D EF35/F2

レスポールモデルです。
ホンマホバック、ハードメイプルトップ、ホンマホネック、ハカランダ指板、
57classic x 2、オールラッカー塗装、
指板のハカランダ(ブラジリアンローズウッド)はwaveyなカールの杢目の珍しいものを使いました。
詳し人が見たら珍しいと解るものですが、普通の人が見たら違いはあまり解りません(笑)



EOS5D EF50マクロ


トップにメイプルを貼るとメリメリと粘っこい音色になります。
トップもマホガニーのLPカスタムはカーンと澄んだ響きになりますね。

Nさん、ガンガン弾いたって下さい。ありがとうございました。
  
Posted by Joe at 04:45Comments(4)工房風景

2009年02月12日

できました。



長いことお待たせして申し訳ありませんでした。
Nさん、できました!

というわけで本日は定休日です。
そしてMr.Eric Clapton のコンサートです。
とても楽しみです!
  
Posted by Joe at 03:41Comments(2)工房風景

2008年12月31日

出来たがな



何とか出来上がったがな。
やれば出来るやん。

今年はこれで仕事納め。
2008年は11本の製作にとどまった。
年初に挙げた16本に遠く及ばず、最低ノルマの12本にも足りず、
反省の至りであります。

オーダーいただいているお客様におかれましては、申し訳ありません。
来年こそはもっと短納期で上がるよう努力する所存です。

皆様が良き新年を迎え健やかでありますよう玉造よりお祈り申し上げます。

新年は5日より営業致します。

では股!!  
Posted by Joe at 19:42Comments(0)工房風景

2008年12月03日

従業員、弟子


EF50mm

ごくたまに、決して煩雑、いや頻繁ではありませんが、当店で働きたいとか、
弟子にして欲しいとメールを頂いたり、御来店下さることがあります。
しかしウチは給料を払えるほどの経済状態ではありませんので、
期待を裏切るようで申し訳ありませんが、雇うことは出来ません。

こういう仕事をしたいという人を私は基本的には応援したいのですが、
ただ働きさせるわけにもいきませんし、なによりも経済的に成り立たない生活は破綻するのが常です。
親の援助があるとか、平日の昼間に自由になれる仕事についているとか、
3年分の生活費くらいの貯金があるとかでなければ、困窮して心が折れるものです。
また、この仕事は決して金が儲かる仕事ではありません。
私のように3度の飯よりギターが好きだという人以外にはお勧め出来ません。

雇わないけど、まあアドバイスくらいは出来るし、気軽に遊びにきて下さいよ。
年末の大掃除なんか手伝ってくれたらとても嬉しいが(甘)

年末年始は12/29~1/4を休みます。  
Posted by Joe at 05:25Comments(0)工房風景

2008年09月30日

雨でんなー




雨でんなー。
なんや寒うなってきましたね。
写真は裏の神社で、傘さしながら撮りました。レンズは全てEF50mmマクロです。





今修理中のYAMAHAのSA、セミアコモデルですけど結構多く売れたみたいで、よく修理します。
古いものだったら30年近く経っていますよね。
このギターの特徴というか注意点は、、





フレットの端が浮くモノが多い。これはSAに限らずアコギでも多いのですが、
見ても判らないので、打音検査してみましょう。
私は金属製の15センチ定規でコツコツと叩きます。カンカン、コンコンとネックに響く音が鳴ったらOK。
しかしカチャカチャとか明らかに響かない音が鳴ったらアウトです。浮いてますので、リペアショップで直してもらいましょう。





ピックアップ交換をする際は位相に注意しましょう。Gibsonとは逆です。
両方交換するのなら問題無いのですが、片方だけ換える時は、YAMAHAのPUの位相を入れ替えなければなりません。
SAのPUはコイルタップラインとアース側、ホット側の3つの端子があります。
アース側の端子はソルダーラグの段階でシャシに落ちているので、シールド線を入れ替えるだけでは済みません。
カバーを外してコイルからのラインを入れ替える必要があります。
というわけですが、何のこっちゃ分からんですよね。
でもいじるのが好きな人や、リペアマンを目指している人は解りますよね? (もちろん同業者も解るでしょうけど)





ブリッジが反る。これはGibsonのチューンオーマティックbridgeでもあることですけど、
弦を張りっぱなしにしていると、その力に負けてブリッジが順反り?するんですわ。
こうなると、3,4弦の弦高が下がるというか、指板Rに合わせてあるサドルの各弦の高さが狂って、
指板Rより大きなRを持つ弦のRになってしまいます。
ほんのちょっとですから気が付かない人が多いと思いますが、1度横から見てチェックしてみて下さい。
また、ブリッジの種類によってはサドルが共鳴してまうのもあります。



どうです、リペアショップらしい内容でしょ?
オチはおまへんで。  
Posted by Joe at 04:54Comments(2)工房風景

2008年09月09日

アディロンダックスプルース、ホンジョラスマホガニー、イクラ



LPカスタムモデル製作中。
これに使用しているホンジョラスマホガニーはワシントン条約で規制されて、ハカランダやべっ甲、象牙と同じ扱いになった。
ウチにはソリッドボディ用で30くらいあるけど、それが無くなったら終了です。ちょうど良い加減の在庫かと。
同業者からアディロンダックスプルースを分けて欲しいと電話が入るが、インドローズとシトカSPとジャーマンSPだったらいけるが、アディロンはウチも多くないので期待に応えられなかった。
戦前のMartinが使っていたというこのスプルースを私が購入したいと思った時、90年代後半にはどこにも売ってませんでした。
今でも出回ることは無いようです。昔は沢山あったのでしょうか?
ウチには自分で使う分のトップ材とブレイス材を揃えるのが精一杯でした。特にブレイス材に苦労しました。
トップ材とブレイス材は同じものを使わないと意味無いですからね。

アディロンダックスプルースは北米大陸のアディロンダック山脈でとれるトウヒのことです。
アディロンダック山脈はビーバーの生息地で有名ですね。
ビーバー保護で国立公園になっているから伐採制限でもあるのかな?
そのビーバーが作るダムがこの地の自然環境を形成する大きな要因になっているようで、きっとスプルースも何がしかの影響を受けているのでしょうね。





北海道で牧場をやっている義兄がイクラを送ってくれた。
自宅の裏の川を集団で遡上していくらしく、網でサクッとすくって、、否、それは違法らしい。
しかるべき免許を持った業者さんから分けてもらったものですが、非常に美味い!
冷凍してないし、サケの腹を割いてから24時間も経っていないからねぇ。贅沢やわ〜♪
サケはクマや鳥のエサにもなり、生殖活動を終了すると川底に死体を堆積し他の魚や植物の養分となるそうです。
イクラを食ってアディロンダックスプルースでギターを作る私は、遠きかの地に何の役にも立っていないが、まあそんなもんだろ。
  
Posted by Joe at 02:07Comments(5)工房風景

2008年07月26日

ストラトキャスター ハカランダスラブボード仕様


5D EF24mm/2.8

K様御依頼のストラトモデルが完成しました。

音はこんな感じです ⇒

ピックアップはFender Fat'50th、その他の仕様はFenderと同じです。 いや、指板のRだけ12インチにしてます。
アンプはVictoriaのデラックス、
セレクターSWはフロントPU → リア → リア+センター、、、と順番に前に倒していったと思います。
編集でちょいとリバーブをかけました。
EDIROLを床に置いたので、高音がちょいとレベル低いですけど、大筋は忠実に録音出来ていると思います。
オーナーさんが鳴らす前にガンガン弾いてしまいましたけど、こうやってチェックを兼ねて試運転しているのです。
PUの高さや弦高、ネックの反り具合、volやトーンの効き具合等々異常が無いか調べながら弾きます。
しかしキズを付けてはいけないので、PGの養生シートははがさず、ピックは大振りせず、結構神経使いますわ。

以前、オーダーのお客様に「どういう音をならしたいかを考えて欲しい」と書いたからでしょうか、
その後メールで頂くオーダーのお問い合せに「自分は音のイメージも無いので、申し訳ないのですが・・・」
と書かれることがちょくちょくあるのです。いやいや、全然気にしなくていいです。
そういう場合は、私の好きに作りますから。いわゆる「お任せ」というやつです。
お任せと言っても、当然お客さんと話し合って、こういう音にするつもりだけどいいですか?と許可を得ます。
それにストラトキャスター等のコピーモデルの場合は、ストラトの範疇でしかいじれないので、
そうそう大幅に音が変るもんやありません。
ですから、そんなに硬く考えないでいいですよ。どちらかと言うと、お任せの方が私は楽しんで作れるので嬉しいのです(笑)

ではK様、ご来店お待ちしてます!  
Posted by Joe at 02:36Comments(1)工房風景

2008年06月11日

考え方






例えばアンプを買いに楽器店に行くとする。
全てのツマミを「5」に合わせて、それがニュートラルな音だとして音を鳴らす。次のアンプも「5」に合わせて、先のアンプと音色を比較する。
これは間違った選び方だ。アンプの音色を出すのではなく、自分の頭の中にある好きな音色、もしくは出したい音色を鳴らす為にアンプのツマミを回して調整するのだ。
だからそれぞれのアンプでツマミの位置が違って当然。そしてどれが目指す音に1番近い音が出るかを比較する。
これが正しい楽器選びだと私は思う。(もっとも音色以外にも値段や大きさ重さなども考慮するでしょうが)

F社とG社のピックアップはここの構造が違うからそれぞれの特徴的な音が出るんですね?と尋ねた方がいたとする。そりゃそうだ。マグネットの種類や配置、コイルの巻き方、巻き数等々大きく違う。事実はそうだが、考え方は間違いだ。ピックアップが特徴的な音を実現したのではなく、F社には目指す音があって、その音を鳴らす為にそういう構造にしたのだ。G社も思い描く音色を設計で具現化したのだ。つまり人間がその音を出そうと、あれこれ考えて形にしたのだ。その結果がそれぞれのPUの姿であって、結果が原因を生み出したと考えるのは間違いです。

つまり主体は人間にあるわけで、モノが先にあった訳ではない。
良く考えりゃ当たり前のことですよね。
「桜の花は美しい」という場合、桜そのもの、つまりセルロースの細胞壁で形作られた植物細胞の塊が美を発しているのではなく、桜を見た人間の心にある美という価値を桜に投げかけたから美しいと感じたのです。だから美しいと感じない人が居るのも当たり前。そこを議論するのはナンセンス。

楽器のように人間が手に取りその共同作業によって美を生み出すものは、まず人ありきです。作る方も、弾く方も、それぞれの意思を反映させたものであるべきだと思います。例え良いものであっても、意思の無い偶然の産物は行為としては値打ちが無いと思います。

簡単に言うと、ギターをオーダーするお客さんは「どういう音が鳴るギターが欲しいのか」ということを考えて頂きたい。(私はギターの本質はサウンドだと思っているので、もし「見た目だ」というルシアーだったらコメントも変わるでしょうけど)
難しいことではありません、Claptonのブラッキーの音、サンタナのLPcustomの音、等の表現でいいのですよ。(もし無かったら、私の好きに作らせてもらいますが。。)
ギターを弾く人は「どういうリズムやメロディーを鳴らしたいのか」ということをイメージして欲しいわけです。
人の意思が全ての価値の源になるのです。
  
Posted by Joe at 05:19Comments(0)工房風景

2008年06月06日

Flying V モデル



EF24mm

'70年代のFlyingVモデルです。
メダリオンとかアルバートキングのんとかの年代はリプロモデルが有るみたいですけど、この年代のって無いらしいですね。
ネック角度が無くて、ボディがちょい薄めで歪ますとギャーってロックな音が鳴ります。
ホンマホボディ&ネック、マダガスカルローズ指板、'57classicPU。
2ピースの良い材料が無くて(Vは幅が広いので)、また製作途中にも迷いが出てしまって、お待たせして申し訳ございませんでした。
存分にロックして下さい!  
Posted by Joe at 03:39Comments(2)工房風景

2008年05月22日

光陰矢の如し




5D EF50/1.4

このブログの前はteacupの掲示板で工房日記を書いていました。
その頃、つまり4年前くらいに書いた、女子中学生に猛烈アピールする大学生ギタリストの話を御記憶だろうか?
バンド仲間と2人で店にやってきたH君は例によって、ウチのオールドアンプをあれこれ鳴らして楽しんでいたのですが、
近所の女子中学生が弦の張り方を教えてとやって来た瞬間から、彼らのリビドーが萠芽した。
音量は3割アップし、あらん限りのテクを披露して物凄いギターバトルが始まったのである。
なにも中学生にと思ったが、彼らの精一杯のアピールに中年オヤジは真面目な学生の正直な態度に涙ぐんだのであった。

そのH君が久しぶりにやってきて、就職活動が成就して希望の会社に入社が決まったと知らせに来てくれた。
社名を聞くと、誰もが知っている超インテリの会社だ。おめでとう、H君。
私がサラリーマンだったのは9年前の話なんで、ずいぶん状況も変わっているでしょうから役に立つアドバイスは出来ませんが、
人と会うことをサボらないように心がけたら、きっと良い結果が得られるでしょう。
入社後3年間は仕事漬けの毎日を送り、入院直前くらいまで身体と精神を酷使して仕事に没頭しましょう。
そうすれば4年目から楽になります。そして一人暮らしを始める時は「家具をそろえるな」です。

しかし時間が経つのは速いものです。
H君が中学生相手に股間のテントを張ってギターを弾いていたのが、つい昨日のようです。
4年前にH君に作ったギターも、彼と末長く一緒に年月を重ねていって欲しいものです。


本日木曜は定休日です。  
Posted by Joe at 03:35Comments(0)工房風景

2008年05月21日

平々凡々





最近、特にネタもなく平々凡々とした日々を送っておるのです。
この写真は先月完成したアコギのロゼッタです。
スケベ椅子柄口輪の周りにアバロンをインレイして、ちょいゴージャスな雰囲気に。
そのアバロンが無垢板では入手できなくなっているようです。
木材で言うところの合板みたいな積層板では手に入るようですが、、、、。
まあ、ウチはアバロンインレイって受注することが少ないもので、あまり大きな影響はありませんが、
手持ちの数十枚が無くなったら、どうしようかなーー。。まあええか。






これはTopのジャーマンスプルースです。
ちょっとだけベアクロウ模様が出てますね。
ベアクロウはクマが実際に引っ掻いたわけではなく、あたかもそのように見えるのでその名が付いたのでしょう。
メイプルでいうトラ杢みたいなもんです。杢目が波打っているところを真直ぐ切るとこういう模様が見えます。
このギターの場合、材料の段階では目立たなかったのですが、削ってみるとこんな感じに出ました。
ラッキーでしたね。

ウチの在庫のスプルースは、シトカ、イングルマン、ジャーマン、アディロンダック、の4種類です。
天然乾燥材を大阪の気候で5年以上シーズニング済みです。長いものは10年経過してます。
サイド&バックはインディアンローズウッド、ブラジリアンローズウッド、ホンデュラスマホガニーの3種類です。
同様に乾燥はバッチリOKです。
ネック材ももちろんホンデュラスマホガニー。
このホンデュラスマホガニーもワシントン条約で輸出入が禁止になりまして、今やハカランダと同じく幻の材料になってきてます。
エボニーも真っ黒なものはほとんど手に入らなくなりました。縞々のばかりですわ。
メイプルやアルダー、アッシュ等はまだ潤沢にあるようです。
あ、でも軽いアッシュは少なくなってきたなー。。。

ウチはそういう材料は一生分仕入れたので大きな影響はないのですが、これからルシアーに成ろうと言う人には辛い状況ですね。
もしボクのが余りそうだったら、10年後くらいに放出しますよ。多分そうなるやろなー、ちょいと買い過ぎたし。
そういやちょっと前にウチに来たルシアー志望の若者はどうしてるのかな。
生活設計はできたのだろうか? ここを読んでいたら、また来て話を聴かせて下さい。


  
Posted by Joe at 03:00Comments(2)工房風景

2008年05月14日

塗装進行中&乾燥中



ギター製作は毎年12本をノルマとし、目標を15本としてきた。
しかし昨年一昨年と身体の不調やら何やらでノルマ未達であった。
今年は気合いを入れて、未達累積を入れ16本をノルマとして作ろうと決意した。

上の写真のストラト3本は完成間近です。(ストラト1本とGibsonはリフィニッシュです)
今月中に仕上げるべく頑張ってます。
長いことお待たせしている方ばかりですが、頑張ってますんで、何卒お許し下さいませ。


お知らせ
5月14日(水) 19時00分から20時00分までwebサーバーメンテナンスの為、当店のHPが見れなくなります。

  
Posted by Joe at 01:43Comments(0)工房風景