オオサカジン

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Posted by オオサカジン運営事務局 at

2010年02月01日

暇なんで



相変らず左手は思うように動かず、
かといってあまり急激なリハビリは腱がきちんとくっつく6週間後までは危険なので、
ボチボチと言った具合で、普通の骨折と同じようにはいかんとのことです。

で、暇なんで読書。
本を買うのは良いが、積み上げておくだけで読まない癖がある私。
学生時代に参考書を買ったら、それだけで賢くなったと錯覚してまうアレと同じね。
積み上がっているその中で簡単そうなモノから読み始めた。
本当は昔勉強していた人文科学系の本を読む予定だったが、
簡単な問題から手を着けろというテストの鉄則にのっとり。。。。

EricClapton自伝
ほとばしる才能を持ち、自分と音楽に真摯に且つ無邪気に向き合った彼の人生は、
涙無しでは読めない、なんという波乱万丈な人生なんでしょう。
我が身の凡庸さを顧みながら、彼が今の幸せを手に入れた時に聴いたという、
スティービーワンダーの「明日に架ける橋」を私も聴いてみた。

脳梗塞になったらあなたはどうする 栗本慎一郎
父が脳梗塞の後遺症で寝たきり、祖父もそれで逝き、叔父もそれで苦しみ、
私の友人知人も罹患して大変だった脳梗塞について患者の立場から書かれている。
オレらアラフィフには他人事ではないから、一読をお勧めする。
初版が10年前なんで、一ヶ所訂正しなくてはならない所がある。
予防に効果が有るというアスピリンだが、本書では「小児用バファリン」が勧められているが、
現在市販されてる小児用バファリンにはアスピリンは含有されていない。
当時処方薬であった小児用バファリンには含まれていたが、
アスピリン(アセチルサリチル酸)は子供には後に不適と判明し、
現在は市販薬の小児用バファリンはアセトアミノフェンに代わっている。
処方薬のものはバイアスピリンやファモター等の名前に変更されています。
予防で飲むのであれば掛かり付けの医師の指示の元に処方してもらうことになります。
  
Posted by Joe at 15:50Comments(9)読書

2009年01月04日

「社長失格」 板倉雄一郎



読書シリーズの第1回目です。一晩で読破、幸先いいぞ。

ホリエモン事件の頃、朝まで生テレビで真当な事を言っていた板倉雄一郎のこの書を読みました。
90年代のネットバブル、ベンチャーキャピタル、貸し渋り、等々のキーワードを、そのまま地で行った彼の会社の倒産に至るまでの記録です。
失われた10年と言われた90年代は私はまだサラリーマンでして、同時代に仕事をしていた者としてこの話はリアルに受け止められますが、それだけです。
倒産に至までの分析は非常に良く描かれていますが、分析の次に来るべき総合に言及されていない。
「失敗のケーススタディー」としての書だとのことですから、それはそうなんですが、私はオチというか、だからどうなんだ?という総合する部分がいつになったら出てくるのか待ちながら読み進んだのですが、結局最後まで分析で終わりました。
総合は彼のブログを読むと解ります。
世界金融恐慌とか言われている昨今も、バブル崩壊の時も、ネットバブル崩壊の時もいずれも土地取引の法改正、銀行の自己資本増強による貸し渋り、証券会社の倒産という”ちょっとしたこと”で1国や世界をゆるがす大騒ぎになってしまう構造こそが問題なのでしょうね。
今日、幼なじみを招いて我家で新年会をしてましたが、その中の美容室を経営する友人のように、当たり前に伸びる髪を月に1回程度数千円でカットする、というような何も無理の無い自然で嘘も騙しも無い商売こそが正しい経済の構造で、ちょっとしたことでは揺るがないビジネスモデルだと思いますわ。

しかしまあ、この本でもそうですが、バブル崩壊の時にビジネスの真っ只中に居た自分としては銀行のアホさ加減というか、責任感の無さにあきれます。
関西のある会社は地道に仕事していたのですが、土地を結構もっていまして、それに目をつけた銀行と商社とリース会社が寄ってたかって「社長、この土地があれば2億融資出来ます。この際でっかい工場を建てて事業を拡大しましょう。設備はこのリース会社、販路拡大はこの商社が面倒見ますんで、さあさあ借りなはれ」なんて、調子のいいことを言って2億貸すわけですわ。
で、バブルが崩壊したら「社長、今となってはこの土地では1億の値打ちしかないから担保ショートですわ。1億円返しておくんなはれ」と平気な顔で言うわけ。
1億なんて現金は無いから、仕方なく土地と工場を売って金返すわけですわ。で、当然倒産ちゅうわけ。
こんな話が当時は掃いて捨てるほどあって、そういうことを目の当たりにしてきた自分としては改めて銀行の倫理観の無さに憤慨するわけ。自分だけ儲けたらあかんよ。

ま、今の私には関係ないが。。。と言いたいところだが、不況になればローンは通りにくくなるし、父ちゃんの小遣いも減るから他人事やないのです。
この不況は長引きそうですけど、何とか生き残ろうぜ!

最後になりましたが、明けましておめでとう御座います。
今年も良い音が鳴るよう頑張りますので宜しく御願い致します。
5日14時から平常営業致します。  
Posted by Joe at 04:57Comments(0)読書

2008年12月14日

読書



父親が脳梗塞で寝たきりになり、在宅介護の現場である実家に毎週のように行っている。
父は思想的に生きた人間なので家中が本で溢れ返っている。
私も学生時代はこれらの本を少しは読んで勉強したものだったが、
社会に出てからは忙しく、久しく読書なんぞしていない。
この山盛りの書籍を見て、ちょっと反省した。

ウチのお客様でもある友人はブログで、読んだ本や見た映画の批評をコラムにしている。
また別のお客様はマックスウェーバーの「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」を読んだという。
私もこれは読んだが途中で挫折した。
ウエーバー研究の第一人者の大塚久雄さんの本も読んだのだが、タイトルすら思いだせない。
先日、加藤周一さんが亡くなった。彼の「日本文学史序説」は名著だと思うのだが、これも内容が詳しく思いだせない。

これはいかん。これからこれらをきちんと読み直してみようと思う。
筑紫哲也さんは「人類史上最大の発明はグーテンベルグの印刷技術だ」と言った。
これにより知の拡散と共有が可能になった。
よし毎月一冊読書するぞ。
そして読んだ本をここで紹介しようと思います。
ギター工房のブログには似つかわしくありませんが、まあ良いじゃないですか。

似つかわしくないついでに、介護関係のことも書いていこうと思います。
知らないと損することが多くあるし、我々の世代には切実な問題でもありますよね。  
Posted by Joe at 06:01Comments(2)読書