2008年10月29日
塩次さん

塩次さんが天に召されてしまいましたね。19日に友人の日記で知り、非常に驚きました。
友人や当店のお客様の中には塩次さんと交流が有る方も少なくなく、その死を悼んでおります。
塩次さんはマザーポップコーンやビートルズ、ページワンといった私に馴染みの深いお店で演奏したりギター教室をされていたし、
妹尾さんとのご縁も出来て、塩次さんにはいつでも会える気がして、なんやかんやと先延ばしにして、
結局1度もお話することが出来なかった。
先月もビルボードのライブに誘われたのに、予定があって行けなかったし、
実際に見たのは2001年の久留米ブルースフェスティバルだけ。
ホワイトトーレックスのベースマンかバンドマスターに白いテレキャを突っ込んで鋭い音を出していました。
「いい音してますね」と声をかけたらニタッと笑ってくれた。それだけでした。
以前のブログ( http://joeforest.osakazine.net/e87238.html )で書きましたが、
私がブルースギターをマスターした時の先生はBB.king、Eric Clapton、バディーガイと塩次さんでした。
特に塩次さんはこの写真のライブ盤(最近CDで再発された)をかなりコピーして、
私のフレーズの骨格形成に非常に大きな影響を与えてくれました。
PrettyBlueEyesでもこのアルバムから以下の曲をカバーして、ウエストロードアレンジで演奏しております。
Treat me so low down
I'll play the blues for you
Mary had a little lamb
Yakety Yak
Memphis soul stew
今でも、これらの曲で塩次さんがどういうフレーズを弾いていたか明確に覚えておりますし、そっくりに弾けるようになるまで、
ずいぶん練習したものでした。
先週のビートルズのセッションでI'll play the blues for youをやったのですが、ソロの入りで塩次さんと同しフレーズを弾いてみました。
誰も気が付かなかったみたいだけど、私なりのささやかなトリビュートです。
私はお会いして交流を持つに至らなかったのですが、塩次さんが京大西部講堂であの素晴らしいギターを弾いてくれたからこそ、
私はギターを練習し、ギターの虜になり、バンドを組んで、ライブハウスで演奏し、多くの友人と出会い、今の仕事をしていられる。
塩次さんのおかげです。今さら遅いけど、厚く御礼申し上げます。
どうぞ安らかに。アーメン
Posted by Joe at 04:11│Comments(0)
│玉造 on my mind
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