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2012年07月10日

ボクが橋下さんを嫌う理由

野坂昭如の言葉「生きる為の選択肢が沢山あるのが良い世の中だ」。
これは民主主義をよく言い表した言葉だと思います。
民の主体的な意思によって物事を運ぶ体制のことで、反対語は独裁だ。
今日、ボク達がギターを弾けるのも、好きな歌を唄えるのも、気に入った服を着て、
何を食べようかと考え、誰と結婚して、子供を何人作って、何処に住もうか、
どういう仕事をするか、どの神様を信じるか、、等々を自分で決めて実行出来て、
そしてその選択が尊重されているのは、日本が民主主義の国だからです。

現代に生きるボク達は当たり前のようにこの自由を謳歌しているが、
歴史の授業で習ったように日本が民主主義を得ることが出来たのはつい数十年前のこと。
世界には民主主義ではない国がまだまだ沢山あります。
民主主義を得る為には多くの累々とした死体の山が有った。
光州事件の犠牲者然り、抗議の焼身自殺をしたチベットのお坊さんもそうやし、
戦車にひき殺された中国の学生、ミャンマーで殺されたジャーナリスト、、、
思いつくまま上げましたが、星の数ほどの人々が命を懸けて獲得してきたものです。
それほど民主主義は、自由は尊いものだと思います。

橋下市長は大阪の公立学校教員に君が代斉唱を強制します。
唄わない自由を認めない。
その理由が「ルールだから」という下らないもの。
君が代というデリケートな問題に対して、教員がそれぞれの思想を持つことは当然、
いや持たなければ教員の資格はないと言っても過言じゃない。
そういうものに対して「ルールだから唄え」とは呆れる。
自由の為に戦い犠牲になった多くの命に対する畏敬の念が全く感じられない。
なぜ橋下さんは御自身が持つ右翼思想を前面に出して「君が代は素晴らしいから唄うべき」と正直に言わないのでしょう。
それだったらまだ理解出来ます。ボクは多様性を認めるから。
しかしこの問題を彼は就業規則の論議に成り下げて大阪の人を騙そうとしている。
だからボクは橋下さんが嫌いなんだ。

いくら財政赤字を減らしても、役人天国をぶっ壊しても、ボクやボク以外の人の自由が奪われるのはごめんだ。
ボクは好きな歌を唄いたいし、嫌いな曲は演奏したくないのだ。

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この記事へのコメント
教員は公務員ですぞ。公務員を雇っているのは国です。国の歌は国家です
歌うのは当然だと思いますよ。

また、思想信条は自由とおっしゃいますが、国の子供を育てるのに勝手な思想で教育されてはたまったもんじゃありません。ルールがあって当然です。

橋本氏も言っていますが嫌なら教員(公務員)をやめればいいんです。一般人と公務員を混同しないで下さい。
Posted by ec at 2012年07月10日 12:36
ecさん、
君が代はアカンと思っている親は、ecさんと同じように「勝手な思想で教育されてはたまったもんじゃない」と思っているでしょう。
思想信条の自由に関する問題は、思想信条の自由の問題として議論するべきで、ルール問題に成り下げてはいけないと思います。
「ルールは守るべき」と言われたら、「そりゃそうや」になってしまいますやん。
そういう誰でも分かりやすい問題にすり替えてしまうのは独裁者の常套手段。
Posted by JoeJoe at 2012年07月10日 13:04
こんにちは、えっ、公務員は一般人じゃないとでも。
奴隷みたいなもんでしょうか・・・。そういえば会社員も一般人ではないような気がします。
自営業とか自由業の人だけなんですね、一般人は。
どこかのアジア大国のように好きなことも言えず、好きな歌も歌えぬ国には戻りたくないですね。
Posted by nobchanobcha at 2012年07月12日 15:12
nobchaさん、
そうですね。公務員も自営業者もひとりの人間です。
思想信条の自由は人間ひとりひとりに認められた権利ですからね。
いつか来た道を行くことにならなければいいのですが。
ecさんは橋下さんと考えが同じだから、違和感を持たれないのだと思います。
しかし、違う考えを持った人間も居るということ、自分が世界の中心ではないということ、肌の色や生まれた国や習慣や思想や宗教が自分と違っても相手を尊重しなければならないこと、等を忘れてはいけませんね。
Posted by Joe at 2012年07月14日 01:11
公務員の思想や政治活動は明確に法で制限されてるわけですが?

自分に都合の悪い法は無視するのが
民主主義社会の国民の勤めなんですかね
Posted by あか at 2012年08月23日 13:25
あかさん、
それは国家公務員だよ。
それすらも違憲な法律だと判例が出ているよ。
Posted by JoeJoe at 2012年08月23日 17:17
一ヶ月以上前の記事なので欄を汚すだけな気がしますが…
つい二時間前に長く付き合った子に振られたんですが、
向こうの別れたい意思、こっちの別れたくない意思、
こっちのルールや過去の散財(笑)を押し付けても元には戻れないっす
民主主義って個々が善し悪し問わず好きな事を考えて良い、
そんな事を守りたいから始まったのではと。
民主主義を標榜するなら
どの立場の人が何を考えてもokを出さないと。

もし犯罪的だったり日本に住む人として有り得ない事を
言う人が現れれば、その時に初めて対応するしかない。
その煩雑さが逆に個人の自由を守っている気がします。
ルールで縛るのが前提って考えは、
個々に対処する力が無いって発言と同一かと。
Posted by カイト at 2012年08月31日 03:00
カイトさん、
振られましたか。
さぞかし凹んでおられると存じますが、
しばらくしたらきっと元気になりますよ。

民主主義とルールについての御考察、おっしゃる通りです。
民主主義を守れと声高に叫ばないで済む社会が良い社会であり、
微に入り細に渡りルールを整備するより、
人が臨機応変に対応してことを収める組織の方が優れた組織です。
Posted by Joe at 2012年09月01日 03:13
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