2012年07月30日
アクティブのギターやベースでよくあるトラブル

アクティブのギターやベースでよくあるトラブル。
10分くらい弾いていたら音が突如小さくなって、しまいめに出なくなる。
ジャックの抜き差しをしたら生き返ることもある。
電池は新しくしたはず。
この原因は多くの場合、電池が消耗していることです。
この電池の電圧を測ると6ボルト台。しかし電池は新しいはず。
じゃあ何故、新しい電池が異常に消耗したか。
一般的なアクティブギターベースはジャックにプラグを挿すと、
電池のマイナスからのケーブルと回路のアースのケーブルが接続されて、
電池の電力が流れる仕組みになってますが、何らかのトラブルでプラグを挿していないのに、
電流が流れてしまうことがあります。
そうなると新品の電池でも数日で空っぽになることがあります。
で、電池が新しいのに何故音がでない!と当店に来られます。
ここまでのことはウチでも分るのですが、なぜプラグを抜いているのに電池が消耗するかは分らない場合が多い。
おそらくどこかで漏電しているのでしょう。
繋がったらアカンところが繋がって電気が流れてしまったのです。
その原因の一つに、接点復活剤があります。
接点復活剤をジャックの穴から、ブシューとぶっ掛けると、
その飛沫は回路を濡らし離れている所を繋げてしまう、つまりスイッチを入れてしまうのです。
これはジャックを挿したままにするのと同じことです。
こうなると電気屋さんの出番で、ボクには直せないことがほとんど。
やるとしたらアクティブ回路ごとの交換になってしまい高くつきます。
ですから、接点復活剤はジャックの穴からブシューと入れたらダメです。
どうしても使うのなら、接点洗浄剤を使って下さい。
これはアルコールスプレーみたいなものですから、ほとんど揮発して回路に残ることはありません。
そもそもこの様なものを一般のプレイヤーが来る楽器店で販売されていることがアカン。
「ガリ取り」というガリを取る液体も売っていますが、
中身はエンジンオイルみたいなもので、摩擦を減らすだけで、
ガリの原因を取り去るものではありません。
これも過度に使うとベタベタになって始末が悪いので、使わない方が良いですよ。
では股!
Posted by Joe at 20:11│Comments(2)
│工房風景
この記事へのコメント
ジョーさん、こんばんは。
いつかのいつかに
白いストラトを持ってゲージを換えたから
ナット調整をして欲しい、と訪ねた者です。
するとジョーさん、
この魔法のグリスでなんとかならんかったらまたおいで、と。
そのグリスのおかげで
問題なくアーミングしとります!!
100円であの量は安すぎて
また店に行く機会がないじゃないですかw
いつかのいつかに
白いストラトを持ってゲージを換えたから
ナット調整をして欲しい、と訪ねた者です。
するとジョーさん、
この魔法のグリスでなんとかならんかったらまたおいで、と。
そのグリスのおかげで
問題なくアーミングしとります!!
100円であの量は安すぎて
また店に行く機会がないじゃないですかw
Posted by けん at 2012年07月30日 21:09
けん様
問題無しですか、よかった。
ほんのちょっとのことで治ることって沢山ありますからね。
あれは魔法のグリスでも何でもなくて、
ホームセンターで普通に売ってる石鹸グリスです。
あの容器に小分けしたら、金を取るまでもない金額になったので、
100円は容器代やな。
問題無しですか、よかった。
ほんのちょっとのことで治ることって沢山ありますからね。
あれは魔法のグリスでも何でもなくて、
ホームセンターで普通に売ってる石鹸グリスです。
あの容器に小分けしたら、金を取るまでもない金額になったので、
100円は容器代やな。
Posted by Joe at 2012年08月02日 14:25
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