2011年03月24日
60's ストラト ハカランダスラブ貼り

お客様は渋い中年男前のMさん。(カズに似てる?)
スティービーレイさんの音が鳴るようにとのリクエストで作らせてもらいました。
これにSuperReverbかバイブロバーブ、TS-9、太い弦、深く差し入れるハードなピッキング、
音符のストラップにカウボーイハットと葉巻で一丁上がりですな。
アルダーボディ
メイプルネック
ブラジリアンローズ(ハカランダ)指板 平面貼り
クレイドット
Fender TexasSpecialピックアップ
左用トレモロユニット
この年代のストラトはピックガードの裏面に同じサイズで金属の板がノイズ防止の為に設置してあります。
座繰部分であるPUやコントールキャビティーには導電塗料等でシールド処理はされていません。
外来ノイズは高音の更に上の部分ですから、あまりシールドしすぎると高音をカットしてしまうことがあります。
確かにノイズは減りますが、キラッとした部分というかストラトらしいシャリーンとした音色が少し劣化するように感じるので、
私はキャビティーにはシールド処理をしません。
高音よりノイズが減った方が良いという人は処理した方が良いですね。これはお好みで選択したら良いと思います。
特にテキスペのようなモッコリ系のPUはやり過ぎると、更にモッコリアンドリアノフ(惜別哀悼)になりますので御注意を。
導電塗料は水性のものや油性のものや色々ありますが、どうも収縮するものが多いようで、
古い国産ギターなどではひび割れして導電を失ってシールド効果が無くなっているものが多く見られます。
この劣化を防ぐには、Fender USAが施しているようなクリアーコーティングが有効だと思います。
これにラグをでかいネジでもみ込んでガッツリアースしているので、今まではこのパターンでの導伝切れは見たことがありません。
この辺は流石フェンダー、細かい所もきっちりしてます。
フェンダーは作りが雑だと言われるのを耳にしますが、見た目より大切な機能的な部分はまだまだ世界一だと思いますよ。
3/26 ちょいと早仕舞します。
Posted by Joe at 02:38│Comments(0)
│工房風景
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