介護シリーズ第6弾 上ヶ原病院で差額ベッド代バトル その2

Joe

2009年06月13日 01:33

市役所の障害福祉課のお役人さんが言うには、
患者が個室を希望せず、MRSAの隔離等の「病院の都合」で個室に入れる場合は請求したら違法なんだと、厚労省の通達のコピーを母に渡したのです。

以下はその抜粋
この通達は以下のURLで見ることが出来ます。
http://www.mhlw.go.jp/topics/2008/03/dl/tp0305-1ay.pdf
5ページ目にあります。


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(8) 患者に特別療養環境室に係る特別の料金を求めてはならない場合としては、具体的には以
下の例が挙げられること。なお、③に掲げる「実質的に患者の選択によらない場合」に該当
するか否かは、患者又は保険医療機関から事情を聴取した上で、適宜判断すること。
① 同意書による同意の確認を行っていない場合(当該同意書が、室料の記載がない、患者
側の署名がない等内容が不十分である場合を含む。)
② 患者本人の「治療上の必要」により特別療養環境室へ入院させる場合
(例)・救急患者、術後患者等であって、病状が重篤なため安静を必要とする者、又は常
時監視を要し、適時適切な看護及び介助を必要とする者
・免疫力が低下し、感染症に罹患するおそれのある患者
・集中治療の実施、著しい身体的・精神的苦痛を緩和する必要のある終末期の患者
・後天性免疫不全症候群の病原体に感染している患者(患者が通常の個室よりも特
別の設備の整った個室への入室を特に希望した場合を除く。)
・クロイツフェルト・ヤコブ病の患者(患者が通常の個室よりも特別の設備の整っ
た個室への入室を特に希望した場合を除く。)
③ 病棟管理の必要性等から特別療養環境室に入院させた場合であって、実質的に患者の選
択によらない場合
(例)・MRSA等に感染している患者であって、主治医等が他の入院患者の院内感染を
防止するため、実質的に患者の選択によらず入院させたと認められる者
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一番下の行の(例)がまさにウチの場合やんかいさ。
私はこういうことを全く知りませんでしたし、個室に入るしか選択肢は無いと上ケ原病院の若いソーシャルワーカーが言うのもですから、同意書にサインしてしまったのですよ。
しかし充分な情報提供が有ったとは思えないし、見過ごせない金額なんで、なんとか取り返したいと考えた。
友人の医師にや知人の医療関係者に聞いたところ病院都合の個室利用の場合は請求しないのが普通だから取り返せるだろうとのこと。同時に騙し取る病院も多いとも聞いた。
こちらは父を人質に取られているようなものですから、なるべく穏便に処理したいのでメールで「事務処理ミスですよね?」と優しく連絡した。
そしたら、上ケ原病院の若い女性ソーシャルワーカーは「請求は間違っていないので支払ってくれ」と電話してきたのですよ。
で、会って話しようということになって定休日に病院へいったわけですが、話し合いに先立ち担当医から話があるとのことで副院長でもある中里医師と面談した。
「本日の検査でMRSAが基準値を下回ったので相部屋に移りました」と。
はあ? なんや三文芝居を見るようでしたが、それに続けて中里医師が言うには「事務方との話し合いがどうなろうとも私たちの考え方は変わらない」と。つまり銭が取れないからデーターねつ造して相部屋に移したけど、他の患者からは今後も個室代を騙し取るつもりだという意味だとも解釈可能な言い回しです。
事務処理ミスで穏便に済ませたかったのですが、そうは行かないのだろうなと予感しました。
別室で若い女性ソーシャルワーカー2名はヒゲのおっさん相手に、
1-個室代金も明示したし、
2-その金額に納得してサインしたし、
3-請求は正当だから支払ってくれ
と言うわけです。
私が厚労省の文書を見せておかしいだろと言っても話は平行線。
明確にMRSA患者の隔離に個室代はダメよと書いてあるのに頑として金を払えと主張する。
この通達を知らなかったのか?と聞いても、上の人から突っぱねるように言われたのか?と聞いても黙って下を向くばかりでらちが明かない。
仕方がないから、「貴方達の言い分を文書にしなさい、その文書を持って厚労省に問い合わせる、それで請求が正当だと言われたら潔く支払いましょう」と申し出た。
彼女達は「ハイ解りました」と文書作成を了解した。
アホちゃうかと思いましたわ。自分たちの違法行為の証拠を自ら作るとは。
で、彼女達が退室した途端、医事課長という肩書きの桂井課長がお出ましになって、
1-自分が聞いていた話と食い違っている、
2-藤森は個室を希望したと聞いている、
3-その厚労省の通達は知っている、
4-平素は請求することが無い、
5-何がどうなっているのか調べるので時間をくれ、
とのこと。
やっぱりね。文書作ったら完全にアウトだからね。
この患者の家族は下っ端ソーシャルワーカーには対応出来ないと判断して化粧の濃い女性上司の登場となったわけです。
何とか穏便に済みそうだなと若干ホッとして、その日は終わった。

ところが数日後、この病院の院長である大江与喜子が父のベッドサイドに来て父と母に向かって「貴方達のような儲からない患者は迷惑なのよ」と暴言を吐いたのだ。
母はこの屈辱的な言葉にも気持ちを抑えて「そうおっしゃらずに主人を宜しく御願いします」と返事したそうだ。
後日それを聞いてめっちゃ腹が立ったので院長をどつき回したろかと思ったが、母がもめ事を起こすと父がひどい扱いを受けるかもしれないから大人しくしてくれと言うので、にらみつけるだけにしたが、この女院長は私と視線を合わさない。根性無しが。
そうこうするうちに2週間が経っても返事が無いので、医事課長に催促するも、もう少し待ってくれとのこと。
どうせ弁護士とでも打ち合わせしているのだろう。催促から1週間後やっと会いたいとの連絡が来て、医事課長と話し合った。
1-病院側の事務処理ミスだった
2-請求は取り下げる、受け取った部屋代も返却する
3-ミスの内容は担当者が辞めたので解らない
とのこと。
私はこれを受け入れたが、こういう違法請求は常態化しているのではないかと問うた。
1-最初は請求は正当だとの文書を作成すると自信たっぷりだったこと
2-常態化していないのなら、院長の暴言に従うと個室に入院している患者は全て迷惑な患者ということになること
3-下っ端のソーシャルワーカーはこの法律を知らない疑いが極めて高い。そうすると何の悪気もなしに請求し、私のようにサインし支払う患者がほとんどだろうということ。
4-中里副院長の「今後も考え方は変わらない」という発言

これらのことから兵庫県西宮市の上ケ原病院は請求してならない個室代を平素から違法に請求し患者から騙し取っている疑いが極めて高いと予想されます。実際私には請求して、私は支払ったのですから。私だけが特別であったとは考えにくい。
上ケ原病院には気をつけろ。
風邪でちょっと看てもらうくらいは良いのだろうが、しっかり看て欲しい時は避けた方が良い。
まして入院はやばいぞ。
院長があのような人物なので、その組織も推して知るべし。
現場の医師や看護師は別で純粋に医療に携わっているとアドバイスくれた人もいますが、それはある面では真実ですが、患者側にとっては医療スタッフもソーシャルワーカーも会計の担当者も「病院」なのです。
そして患者は病院では圧倒的に弱者なのです。医療技術や知識、医療に関する法的知識、費用の妥当性、等々知らないのが当たり前のことばかりなのです。
だからこそ知識のある者、技術を持った者はそれを正しく行使しなければなりません。
最近の言葉でいうとコンプライアンスでしょうか。あるいはモラルでしょうか。

という一連の騒動をある報道関係の知人に愚痴ったら、公共性が有るかもしれないと調べられて、一昨日民放の情報番組で取り上げてもらいました。私も仮名でインタビューに答えてますが、横顔と職業、オレンジ色の壁でバレバレですな。見た人いる?「かんさい情報ネットten」という番組なんですけど。

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