あした、早仕舞します。

Joe

2009年01月16日 01:25



お見苦しい画像で失礼いたします。
病院2件をはしごしてきました。歯槽膿漏は重症で抜く事も考えた方がええかも、との結果。
ああ、憂鬱だ。。
その後、友人の病院である天六の太田診療所にいってきました。
太田先生とは南森町のカリフォルニアシャワーでよくセッションして遊びました。
で、24時間心電図を記録しようという事になり、この写真の有り様です。
もっとぎょうぎょうしいものかと思っていましたが、けっこうコンパクトなのね。
金曜の夕方まで記録して病院に行くので、本日金曜は夕刻5時で店は早仕舞します。御許し下さい。


さて、お悩み相談いきましょか。





はじめまして。私は住吉区住在の○川と申します。今年43歳の男です。ギターの質問ではなく、カメラの事なんですがよろしいでしょうか。
工房日記を拝見させて頂いていますが、その中の写真がどれも素晴らしい。特に私が好きなのは、2008年8/14のGRDで撮った女子バンドの写真です。
クリアさといい、色・光源とも申し 分ないのにぶれていないというプロ顔負けの写真だと思います。私自身GRD IIを持ってるんですが、どうしてもあのような写真が撮れないです。撮りたいのですが、テクニックを教えて頂きたくメールいたしました。
このようなくだらない質問でもお答え頂けるのでしょうか。よろしくお願いいたします。


写真は好きなんで、こういう質問もありです!
プロ顔負けとは非常に大袈裟ですが、光栄です。

先ずこの写真の撮影データですが以下の通りであります。

ISO感度 400
絞り 2.8
シャッタースピード 1/125
プログラムモード
-1段露出補正

レンズはGRDですから35ミリ換算28ミリですね。
構図はさておき、住吉区住在の○川さんがお知りになりたいのは色調ですよね?
デジカメの場合、色調は露出と色温度で決まります。
もっともパソコンで現像する時に如何様にも修正出来てしまいますが、それは考えないことにします。

露出はシャッタースピードと絞りとISO感度できまります。
ボーカル嬢の動きが速いので、ブレない速度は1/125くらいが安全でしょう。
あまり動かないClaptonさんのようなギタリストなら1/30秒でも大丈夫です。
この辺のカンは経験から得て下さい。

次に絞りですが、GRDに限らずコンパクトデジカメのレンズは開放でも高画質が得られますので、
一眼レフのレンズのように絞って使わなくても大丈夫です。
GRDのレンズは5.9ミリです。これはかなりの広角レンズなんで、ほぼパンフォーカスですから、
なおさら絞りは気にしないでいいです。
プログラムモードで撮りましたが、データーを見て1/125以上である事を確認してます。
絞りは2.8ですからちょい絞りですね。
デジカメは背面液晶ですぐ見れますから、とりあえず1枚撮ってみて露出や色調の過不足を吟味します。
で、露出は1段マイナスで丁度良くなるようなので、そのように設定します。
どこに露出を合わせるかですが、ボーカルの顔に合わすと他が暗くなり過ぎます。
着物の柄がきちんと出て、なおかつモニターや天井と壁面の黒が引き締まるところは、
ボーカル嬢の顔が若干明るいくらいの所に落着きました。
この辺の適正露出の判断基準もセンスですから、決まったものはありません。
暗く獲りたいか、明るく獲りたいか、肝心なのは出来上がった写真のイメージを撮影前に持っているかどうかです。

ISO感度はGRDの場合、800や1600だと粒子の荒れが汚いので、クリアーな絵にしたければ400までが無難でしょう。

ということでISO400、1/125以上のSS、開放絞り2.4 の数値で撮れる場面が来るまで待ちます。
ライブは照明がコロコロ変わるので、暗い時には撮る事を諦めます。
この時は見たらお分かりかと思いますが、バンドマンにも昭明が回って、ステージ上が平均的に明るくなっている場面ですね。
暗い時はスカッと諦めることです。あるいは高感度でもきれいに撮れる一眼レフを使うべきですね。
あるいはブレても絵になる撮り方をするかですね。

色調は色温度、ホワイトバランスと表記されている機種の方が多いかもしれませんが、
これはシアンとアンバーのバランサーだと思って下さい。
これを調整して、好みの色になるように設定します。
この写真の場合は、見た目通りに撮ろうと思ったので、何枚か試し撮りして、色温度を少し低めに設定しました。
色温度を低く設定するということは、赤っぽい光が当たっている被写体だと指示することですから、
カメラは青っぽく写そうとします。
試し撮りの際にオートホワイトバランスで撮ると赤っぽくなったので、この様に設定しました。
これをカメラ任せにしないで、自分でコントロールしましょう。

あとは良い瞬間を待って、シャッターを押すだけですよ。


おそらく○川さんは暗いところで無理して撮っていたのではありませんか?
暗いところだとSSが遅くなるのでブレるし、感度を上げると黒の締まりは悪くなり粒子は荒れていきます。
充分な光があるところで、ブレずに思った通りの色調になる設定ができたら、あとは構図とシャッターチャンスですね。
構図とシャッターチャンスはセンスなんで、特にコツはありませんよ。

GRDはこれらの設定がマニュアルで行えて、その操作もやりやすいですし、レンズも高性能で良くできたカメラだと思います。
特にこのレンズは流石単焦点というか隅々までシャープで歪みも少なく、濁りが無いというか抜けの良さが秀逸です。
お持ちのGRD II はボクの旧型より進歩していると思いますので、きっと良い写真が撮れると思いますよ。
良い写真が撮れたら見せて下さいね。
んじゃ股!

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