アディロンダックスプルースのアコギ
3月に出来上がった試奏用のアコギ。
アディロンダックスプルーストップ、インディアンローズサイド&バック、ホンマホネック、iBaemを仕込んである。
店の試奏用だからと、仕上げは少し手を抜いたのでローズの導管がボコボコと出ている。
バックはお客さんから「あんまりちゃうか?」と指摘されたので、やり直したがサイドは凸凹。
で、タイミング的に4月のGuild of JAPANに出品することになったのですが、そんな仕上げだし、地味な外見だし手に取って弾いてくれる人はほとんど居ませんでした。
という訳で試奏用として店にぶら下げておくことになったのですが、先月ギター教室に来てくれてはるNさんが、何気なく手に取って弾いてくれまして、えらく気にいってもろて買ってくれました。
試奏用のギターはそれを弾いて、私の音を体験してもらってオーダーメイドの注文を頂くのが本来の目的だ。サンプル品を売ってしまってはイカンだろう。
しかしワタシャ金が欲しい。試奏用はまた作ろう。
そういう訳で、またしばらく試奏できません。。。。。。これでいいのか!?
アディロンダックは戦前のMartinが採用していたスプルースでアディロンダック山脈に生えているそうです。
音色は低音がドヨーンと響いて、パワフルな音色。
性質は剛性が強くて丈夫なトップになります。戦前のMartinにお腹の出たものが少ないのはアディロンの特性も一役買ってますね。
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