話をすり替えちゃイカンよ
学校行事で君が代を起立して歌わなかったらクビにする。
上司の命令に従わない職員教員は要らないからだ、というのが橋下氏の言い分らしい。
しかし君が代日の丸問題を業務命令違反に置き換えたらアカンと思います。
こういう話のすり替えの狡猾なところは、だれでも「そらそうや」と頷けるものに変換してしまうことです。
組織の中で仕事している大人は「業務命令に違反したらクビになっても仕方無いわな」と思いますよね。
しかし君が代日の丸問題は、その業務命令が是か非かという問題なのです。
問題が別なんです。
ネックの反りを防止する為に弾き終わったら弦は緩めましょう、と私はよく言います。
これに対する反論で「ピアノは弦を緩めないじゃないか」「バイオリンも緩めないぞ」と言われたとします。
しかしバイオリンはギターと違う楽器ですし、ピアノにネックは無い。
ギターの話をしているのであって、ピアノやバイオリンの話はしていません。
これも話のすり替えを使った一例です。
また、議論が白熱して「そういうオマエはどうやねん!」と突っ込まれることはよくありますよね。
これも話のすり替えです。「いや、オレの話はしてへん。君の話してるんや」と返しましょう。
この論点のすり替えは、例え話と紙一重のところがあります。
例え話は理解を助ける為に身近な例を挙げるものですが、その時に作為的に論点をずらした例を挙げて言いくるめる、あるいはミスリードするのが「すり替え」です。
悪徳政治屋がよく使う話のすり替えにご注意を。
ま、選挙も終わったことですし、今後はこういうことにも注意して新しい知事と市長をみていきましょう。
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