平凡な日常

Joe

2007年04月10日 02:43

先週は古いギターのリペアに格闘した。
Kayのレストアは限られた予算の中で、どうしたものかと思案しながら、でも考えているだけでは進まないので、手を着けると、あれもこれも壊れてるジャマイカ!なんてことで、切ないのぉ〜と赤いハンカチを噛みしめたい気分で・・・・、

茶木のアコギも結構大変でして、ブリッジの接着にあんな接着剤を使っているなんて! と解った時には剥がし始めている時で、今さら止めるわけにも行かないし、泣きながら剥がした一日(昼メシ抜き!熱かけ始めたら一気にやらんと余計面倒なことになるので)





これは古いエピフォン。Gibsonが作っていた頃のモノだと思うけど、辛かった。
なんとか直して、あとは指板貼って、あれしてこれして・・・もうちょいかかります>お客様




今日は妹分を呼び出し、マガタマで西村さんの絵を肴に3人で食って飲んで、心と身体を癒しました。



そんな私の日常に関係なく、裏の神社の桜は咲き、恋キツネ絵馬は数を増やし、(キツネはつがいになると一生相手を替えることが無いので、それにちなんで恋愛成就のなにになるそうで・・・よう知らんけど)、まあそんなわけで、こうやって日々過ぎていきます。


話は変わりますが、今日も聞かれました「このフレットは交換時期でしょうか?」と。
ウチの都合だけで言わせてもらえたら「結構減ってますね、これは弾きにくいでしょう。是非交換しましょう。フレットサイズは如何致しましょう?費用は税別3万です。ナット交換も含まれますよ、さあさあ」てなもんで、3万の仕事を頂きたいのですが、こればかりは弾き手の判断が全てであります。

すり合わせは全部のフレットを1番減っているフレットの高さに揃えることですから、きし麺のような平べったいフレットになっても削れる限りは何回でも出来ます。
ですから弾き手がどこまで低いフレットを許せるかが、交換か否かを決めるポイントになります。
車のタイヤみたいなもんで、ツルツルでも高速ぶっ飛ばす人も居れば、あまり減ってないのに1万キロで定期的に交換する人もいるし、人それぞれですね。
と言うわけですから、お客様が決めて下さい。
ただ、すり合わせ後のフレットでいけるかどうかが予測出来ない人は思い切って交換してしまいましょう。

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